電子定款認証とは
電子定款認証とは?
会社設立にあたり、定款作成が必須です。株式会社の場合、作成した定款を公証役場にて認証してもらう必要があります。その認証の方法として、紙による定款認証と電子定款認証の2つがあります。
電子定款とは、定款をPDF化し、発起人の電子署名を付与したデータ形式の定款です。電子定款に公証人の認証(電子署名)が付されることで、紙の定款と同様の法的効力が認められます。
認証の手続きの流れ
1.オンライン申請システムへの登録
法務省の「登記・供託オンライン申請システム」へ利用者情報を登録します。
2.定款データの作成・電子署名
Word等で作成した定款をPDF化し、ICカードリーダライタと認証プラグインで電子署名を付与します。
3.公証人役場への申請
電子定款をオンラインで公証人役場に送信し、認証を依頼します。
4.認証完了後の受取
認証済みの電子定款データは公証人役場で受け取り、手数料の支払いと本人確認を行います。
主なメリットと注意点
メリット
注意点
上記のように、電子定款認証はコストと手間を大幅に削減できる一方で、手続きの流れや注意点を踏まえた事前準備が重要です。